不正や侵入などの異常に気づいたとき、慌てて軽いパニック状態となり、間違った応急処置をされてしまうことがとても多くあります。
例えば、わけも分からずに設定をいじったりとか、とりあえず「初期化」をするとか、真偽も分からずにインターネットの情報を鵜呑みにして余計なことをしたりとか…
でたらめな対処は重要な痕跡を消失させてしまう恐れがありますので、お願いですから余計なことはせず、速やかに専門家に対処を依頼して下さい。
「絶対に電源を切るな」というわけではありませんが、電源ON のままなら揮発性データを採取可能なので、検査範囲が少しだけ広くなります。
ただし不正発覚から何日も時間が経過している場合は、揮発性データには有効な情報が存在しないことが考えられますので、電源をOFFにしても問題ありません。
上記の流れは、不正の発覚後72時間以内の場合における理想であり、もしこの流れを守れなかった場合でも検査は問題なく可能です。
ただし、初期化だけは絶対にしないようお願いします。
簡易検査をご利用後に、デジタル・フォレンジックをご依頼頂くことも可能です。
ただし、証拠保全等の観点から言いますと、法的措置をご検討の場合は最初からデジタル・フォレンジックをご依頼頂くほうが良いです。
犯人特定や法的措置などをご希望される場合は、簡易検査ではなくデジタル・フォレンジックをご利用頂く必要があります。
また、デジタル・フォレンジックには複数の種類があり、事案の内容や事情・背景に合わせて適切な調査方法を選択する必要があります。
そのためまずは、Dr. セキュリティの簡易ヒアリング(有料)をご利用ください。
これにより暫定の調査計画と概算見積りをお出しした上で、適切な調査機関をご案内いたします。
※簡易ヒアリングをご利用頂きますと、通常は法人に限定したデジタル・フォレンジックを、個人や自営業でもご依頼頂けます。